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格闘技で疲れても…スポーツジムは別腹☆


by omote3k
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友情

人様のブログを読ませていただいて『友情』について考えてしまった。
自分も今まで生きてきていろんな方とお知り合いになった。
今友人と呼べる人は「学生時代の友人」か「お稽古仲間」になる。
ただこの学生時代の友人にも色々ある。
今でも年に数回会う友人、賀状だけのやりとりの友人、音信不通の友人…
自分は小学校・中学校は学区制度のおかげで家から遠い学校に通った。
橋を渡って隣の区の学校に通う方が遙かに近いのに学区違いでそうもいかず…
また自分の住んでいた地域には同年代の子供があまりおらず、学校で仲良くなった子はみな自分の家とは遠く離れた地域の人が多い。
そのため「学校」に行かないと会うこともなかったし、自然と卒業後は疎遠になってしまった。

中学で仲のよかったKちゃんという女の子。
成績がよく音楽や美術が得意な子だった。小学校から宝塚ファンというおとなびたところもあり少し世の中を斜に見るような子。なぜか彼女から自分に話しかけてきて仲良くなった。
実は私立中を受験したがうまく行かずに公立にきたそうで、学校の授業はレベルが低い、塾の授業の方が楽しいしためになるとよく話していた。
当時自分の通っていた中学では試験の成績を廊下に掲示するということをしていた。
男女混合で1位~100位までの人の名前と得点を書いてあった。Kちゃんはいつも上位に入っていたが自分は下の方をウロウロしていた。
中3のある試験の時、たまたま自分の名前がKちゃんより上にあった。それを知ったときのKちゃんの冷たい怒りの視線は今でも忘れることができない。
多分Kちゃんは自分より下の人とつきあうことにしていたのだろう。
それから1ヶ月口を聞いてくれなかった。面倒くさいので自分も話しかけなかったし。
でも志望校を決める頃から「どこを受けるの」としつこく尋ねられて閉口した。
結局Kちゃんは学区内で一番難関の偏差値の高い公立高校に進学。
自分は同じ中学の人が誰も行かない高校を選択。それ以降Kちゃんとは1度も会っていない。

高校のときのクラスメートのAちゃん
いつもニコニコしているしテニス部で活躍する子だった。彼女とはそんなに仲はよくなかったがなんとなくいい人のように思えた。人の嫌がることも進んでやるし成績がよいけどそんなことを自慢しない明るい性格の人に思えた。
卒業して数年後、Aちゃんの噂を聞いた。就職先で知り合ったT大出のエリートと結婚してご主人の海外赴任についていったと聞いた。
それから更に数年後、同じ高校を卒業した自分の友人が役所に勤務していたが偶然そこの窓口にAちゃんが何かの手続きに来たという話を聞いた。少し話をしたそうだがAちゃんは友人の話を聞いて「あら結婚して子供がいないうえに今も働いているの?お気の毒ね」とさらっと言って立ち去ったという。学生時代にAちゃんと仲のよかったグループの子からも「たまに会おうと誘ったら「もうあなた達とは住む世界が違うから」と断られた。」と聞いた。
T大出のご主人に少しでも近づこうと新たに短大を受験し、主婦をしながら学校に通い首席で卒業したという話も聞いた。自分たちの出た高校はそんなにレベルは高くはないし有名でもない。Aちゃんにとってそんな高校で出来た友人はもう無用なのだろうか…

勿論こんな人ばかりではない。
小学校時代からいまでもつきあっている友人もいる。
彼女は小6の2学期に転校してきて中1の夏休みにまた転校していった。
金融機関に勤務していたお父様の仕事の関係であちこち転校していたらしい。
その後も文通が続き、今もたまに会っている。

友情とは不思議なものだ。
自分が相手に何を求めるかでも違ってくる。
相手より上位にたって満足を得たい人、自分の地位を友人で確認する人…

でも本当にいい友人って
「お互いの立場にたって物を考えることが出来る、相手の楽しみは自分の楽しみ、相手の悲しみは自分の悲しみ、腹をわって話が出来てたまに仲たがいをしても謝りあえる人」なのかなあと自分は思う。
そういう意味では自分はいい友人や仲間に恵まれている。
これに感謝して日々精進したいものだ。
by omote3k | 2006-05-23 21:50 | 日々の生活